親類や知人が多く、会社でも多くの部下を抱えて付き合いの多かった人が亡くなられた場合、お葬式も大変です。葬儀が終わってからも、香典返しやら初七日の連絡、四十九日の連絡や準備、遺品の整理や財産分与などたくさんの用事が待ち受けていて、落ち着くまでには数ヶ月を要します。一段楽した途端に、亡くなられた方のご家族が体調を崩されるということも少なくありません。そのようなわずらわしさを避けるため、近年は家族葬で簡単に葬儀を済ませる人が多くなりました。大掛かりなお葬式と比べると、家族葬はご遺族の負担も少ないです。しかしそのような場合でも、ある程度の段取りをしておくと一段と心身の負担が少なくて済みます。急に亡くなられた場合は段取りなど無理ですが、長くないと判っている場合はもしもの時は誰が誰に連絡するのかなど、最低限のことは考えておいた方がよいでしょう。
また、いざという時に判らないまま事を進めるのは良くありませんので、細かなことでも気になったことは葬儀社に尋ねて、故人が納得してもらえるようにお葬式を執り行うことを心掛けることが大切です。
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